Loading...

お役立ちコラム

column

産業廃棄物

オフィス移転の廃棄物処分完全ガイド|費用削減のコツと業者選び

オフィス移転の廃棄物処分完全ガイド|費用削減のコツと業者選び

オフィスを移転する場合、古いデスクや大量の書類などの廃棄物が発生します。こうした廃棄物を処分する際、「家庭ゴミと同じように捨てていいのか」と悩む担当者の方は多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、オフィス移転における廃棄物の正しい処分方法や安全にコストを抑える手順を解説します。この記事を読めば、コンプライアンスを守って廃棄物を処分する流れが理解できます。トラブルなく準備を進めたい方はぜひ参考にしてみてください。

目次

オフィス移転で出る「廃棄物」は家庭ゴミとは違う?

オフィス移転で出る「廃棄物」は家庭ゴミとは違う?

まずは、オフィス移転に伴い発生する廃棄物の分類と企業が負うべき責任を解説します。廃棄物の違いとゴミを排出する事業者の責任を把握し、正しい処分の知識を身につけてください。

会社から出るゴミは「産業廃棄物」と「事業系一般廃棄物」

オフィスから出るゴミは、廃棄物処理法において産業廃棄物と事業系一般廃棄物の2種類に大別されます。産業廃棄物は廃プラスチック類や金属くずなど法令で定められた20種類を指します。オフィスから出るOA機器やスチールデスクなどはこれらに該当します。

それ以外の紙くずは事業系一般廃棄物となるのが基本です。

排出事業者責任とは?

家庭ゴミの集積所に出す行為は不法投棄となるため、注意が必要

家庭ゴミの集積所に出す行為は不法投棄となるため、注意が必要

事業活動で生じた廃棄物は、企業自身が責任を持って適正に処理しなければならないと法律で定められています。これは排出事業者責任と呼ばれ、家庭ゴミの集積所に出す行為は不法投棄です。

POINT

無許可業者への依頼は、依頼側も罰則対象となる恐れがあります。ルールに則って廃棄物を処分するためにも、必ず専門の許可業者へ委託して自社を守りましょう。

オフィス移転時の廃棄物の処分方法

オフィス移転時の廃棄物の処分方法

オフィス移転時に廃棄物を処分する場合、方法によって費用なども異なります。オフィス移転時の廃棄物の処分方法は、主に以下の4つが挙げられます。

  • 専門の業者に依頼する
  • 自治体の回収を利用する
  • 自社で処理施設へ運搬する
  • リサイクル業者に回収を依頼する

専門の業者に依頼する

専門の業者に依頼する

安全かつスムーズに進めやすいのは、専門の許可業者に委託する方法です。産業廃棄物は産業廃棄物収集運搬業、一般廃棄物は一般廃棄物収集運搬業の許可業者へ依頼する必要があります。

機密情報を含む社外秘の資料は、情報漏洩を防ぐ必要があります。そのため、箱ごと溶かす溶解処理サービスを提供する業者を選ぶのが有効です。

自治体の回収を利用する

一部の自治体では、事業系ゴミの回収制度を利用して処分できる場合があります。ただし、利用条件や回収できる品目は地域ごとに細かく定められているため、事業所のある自治体に確認が必要です。

同じ家具でも木製デスクは事業系一般廃棄物、スチールデスクは産業廃棄物と材質で扱いが異なります。自治体ごとに定められた規則に従いましょう。

自社で処理施設へ運搬する

オフィスの移転に伴う廃棄物の処分方法として、自社でトラックや人員を手配し、直接自治体の処理施設へ持ち込む手段もあります。運搬の外注費はかかりませんが、持ち込む物量に応じた処理手数料は別途支払う仕組みです。

POINT

ただし、この方法は全ての作業を自社で管理しなければいけません。そのため、自社スタッフの作業負担を考慮する必要があります。

リサイクル業者に回収を依頼する

まだ十分に使えるオフィス家具やOA機器がある場合は、リサイクル業者に買い取ってもらう方法がおすすめです。買取が成立すれば、廃棄にかかる費用を大幅に削減できるうえに売却益を初期費用に充てられます。

買取不可の場合に備えて、廃棄回収も同時に行える業者へ出張査定を依頼して事前の対応を決めておきましょう。

以下の記事では、産業廃棄物の処分方法を詳しく解説しています。適切な処分方法の知識が身につくため、併せてご覧ください。

合わせて読みたい関連ページ

廃棄物処分のコストが決まる要素と見積もりの内訳

廃棄物処分のコストが決まる要素と見積もりの内訳

予算オーバーを防ぐためには、見積もりの内訳と追加料金の発生条件を事前に把握しておくことが重要です。ここでは、見積書の構成内容と追加費用が発生するケースを紹介します。

見積もり構成比の基本

専門業者に廃棄処分を依頼した場合、費用の内訳は主に運搬車両費や人件費、品目ごとの処分費で構成されます。車両費は手配するトラックのサイズによって変動し、人件費は必要な作業スタッフの人数に応じて計算される仕組みです。

物量が多いほど手配するトラックや作業スタッフの数が増えます。予算を組む際は全体量を正確に把握することが大切です。

追加料金が発生しやすいケース

基本料金に加えて、現場の状況次第で見積もり後に追加料金が発生するケースがあります。代表的なものが、搬出時に壁や床を保護する養生費です。また、解体が必要な大型家具の作業費や階段運搬費も見落としがちです。

POINT

後から想定外の請求を受けないよう、見積もりの段階で追加費用の有無や適用条件を細かく確認しましょう。

廃棄コストを大幅に削減する3つのステップ

廃棄コストを大幅に削減する3つのステップ

ここからはオフィス移転に伴う、廃棄物の処分費用を抑える手順を紹介します。以下の3つのステップを実践することで、処分費用を抑えられる場合があります。

  • 買取可能な「有価物」を仕分ける
  • 不用品回収と買取の一括見積もりを活用
  • 社内でゴミの分別・減量する

ステップ1:買取可能な「有価物」を仕分ける

まずは、オフィス内の不用品の中から買取可能な有価物を仕分ける作業から始めましょう。製造から5年以内のオフィス家具などは、中古市場で需要があるため値段がつく可能性があります。得られた利益は残りの廃棄費用と相殺も可能です。

POINT

捨てる前にリストアップして状態のよいものを意図的に分けておくことがコスト削減の第一歩です。

ステップ2:不用品回収と買取の一括見積もりを活用

次に、買取と産業廃棄物の不用品回収を同時に依頼できる業者へ見積もりを依頼しましょう。買取と産廃回収を別々に呼んでしまうと、それぞれに運搬車両費や出張費が二重にかかります。

両方の許可を持つ業者へ依頼してコストを相殺し、複数社から総額の見積もりを取って比較検討することで予算を賢く節約できます。

ステップ3:社内でゴミの分別・減量する

業者に引き渡す前に、社内でできる限りゴミの分別と減量を進めておくことも効果的です。廃棄物は種類が混ざっていると、業者の仕分け手間が増えて処分費用が割高になる傾向にあります。事前に紙類などを細かく分別し、不要な書類は溶解処理へ出すなどして全体の物量を減らすことが最終的なコストを抑える鍵です。

POINT

コスト削減や業者手配に迷った際は、ワンストップで対応できる専門家への相談も検討してみてください。

オフィス移転における廃棄物処分のスケジュール

オフィス移転における廃棄物処分のスケジュール

オフィス移転での廃棄物処分では、スケジュール管理も重要です。ここでは、以下の流れに沿って、オフィス移転における廃棄物処分のスケジュールを解説します。

  • 【3ヶ月前】不用品のリストアップと現状把握
  • 【2ヶ月前】業者選定・現地調査・見積もり依頼
  • 【1ヶ月前】契約締結とマニフェストの準備
  • 【当日】搬出作業・最終確認

【3ヶ月前】不用品のリストアップと現状把握

移転の3ヶ月前は、オフィス内の不用品をすべてリストアップすることが最初のステップです。各部署にヒアリングを行い、廃棄する家具やダンボールの箱数を正確に把握して全体の物量を可視化します。余裕のある段階から買取可能な有価物と廃棄物を明確に分けておくことが、無駄な追加コストの発生を防ぐ有効な手段です。

【2ヶ月前】業者選定・現地調査・見積もり依頼

2ヶ月前になったら、複数の処理業者へ見積もりを依頼して比較検討を始めます。オフィスへ現地調査に来てもらい、正確な物量や搬出経路を確認してもらいましょう。確実な料金算出につながります。

POINT

価格の安さだけで飛びつかず、必要な許可証の有無やサービス範囲を総合的に評価して信頼できる依頼先を絞り込んでください。

【1ヶ月前】契約締結とマニフェストの準備

【1ヶ月前】契約締結とマニフェストの準備

依頼する業者が決まったら、遅くとも移転の1ヶ月前には書面での業務委託契約を締結します。産業廃棄物の処理を委託する場合、事前の契約書作成とマニフェストの交付が法律で義務付けられています。手配が遅れると退去期日に間に合わないリスクがあるため、法的な要件を満たしているか双方で確認して準備を整えましょう。

【当日】搬出作業・最終確認

搬出作業・最終確認

移転当日は、事前の計画通りに不用品が搬出されているかを現場で最終確認します。特に機密書類やデータ機器は、引き渡し時の数量に漏れがないよう細心の注意を払ってリストと照合する必要があります。

POINT

作業完了後はマニフェストの控えを業者から必ず受け取り、適切に処理された証明として社内で厳重に保管しましょう。

失敗しない廃棄物処理業者の選ぶポイント

失敗しない廃棄物処理業者の選ぶポイント

オフィス移転による廃棄物処分でトラブルを起こさないためには、以下の3つのポイントをチェックして、業者を選ぶことが重要です。

  • 「産業廃棄物収集運搬業許可」を持っているか
  • マニフェストの発行・管理がしっかりしているか
  • 原状回復工事や内装解体までワンストップで対応できるか

「産業廃棄物収集運搬業許可」を持っているか

業者を選ぶ際の重要な条件となるのが、国や自治体から適切な許可を取得しているかの確認です。産業廃棄物を処理する場合、都道府県知事から産業廃棄物収集運搬業の許可を得ている必要があります。悪徳業者を避けるためにも、環境省のシステムなどを活用して事前に許可状況を確認しておきましょう。

マニフェストの発行・管理がしっかりしているか

マニフェストの発行・管理がしっかりしているか

マニフェストの交付は排出事業者の義務であり、必ず自社で内容を確認して作成・交付しなければいけません。ただし、電子マニフェストの導入や運用フローの構築をサポートしてくれる業者を選ぶと安心です。

POINT

対応がずさんな業者は不法投棄のリスクがあるため、運用フローが確立されているコンプライアンス意識の高い業者を選んでください。

以下の記事では、廃棄物の処分業者を選ぶ際のポイントを解説しています。注意点や探すコツも紹介していて参考になるため、併せてご覧ください。

合わせて読みたい関連ページ

原状回復工事や内装解体までワンストップで対応できるか

廃棄物の回収業務だけでなく、退去時の原状回復工事や内装解体までを一括して依頼できる業者を選ぶと担当者の手間が大きく省けます。不用品の処分と並行して様々な手続きが発生し、スケジュール管理が煩雑になるためです。窓口が一本化されれば業者間の連携ミスを防ぎやすくなるため、円滑で確実なオフィス移転を実現できます。

オフィス移転の廃棄物処理ならビクトリーにお任せください

オフィス移転の廃棄物処理ならビクトリーにお任せください

オフィスの移転は、通常の業務と並行して様々な確認作業が必要となり、担当者への負担が非常に大きくなります。わずらわしい廃棄物の処分や、各種手配でお困りならぜひビクトリーにお任せください。

ビクトリーは、関東一都三県を中心に東北から関西まで広域をカバーし、産業廃棄物の収集・運搬から中間処理、最終処分までを自社グループ内で一貫して対応しています。外部業者に依存しないワンストップ体制により、コンプライアンスの徹底はもちろん、スムーズな連携と手配手間の削減を実現します。安全かつ確実なプロセスで廃棄物を処理したい企業様は、ぜひ一度ご相談ください。

まとめ

オフィス移転の廃棄物処分完全ガイドまとめ

この記事では、オフィス移転時の廃棄物の処分方法やコストを抑える方法を解説しました。オフィス移転の廃棄物処理は、企業のコンプライアンスに関わる非常に重要なプロジェクトです。廃棄物処理法に基づく正しい分類ルールと排出事業者としての責任を理解することが、思わぬトラブルを防ぐ第一歩です。

信頼できる許可業者を早めの段階で選定し、マニフェストによる確実な書類管理を行うことが欠かせません。今回紹介したコスト削減のステップを参考に、安全で計画的なオフィス移転を進めてみてください。

産業廃棄物収集 / 運搬についてはこちら

サービスに関するご相談はこちらから

SNSでシェアする